子宮頸がんの予防 〜1次予防:ワクチン接種〜

HPV感染を予防するワクチン

現在、子宮頸がんの原因となるヒト・パピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンは2種類あり、米国や豪州では、保険未加入の子供や12〜26歳の女性が無料で予防接種を受ける制度が導入されています。
そして、2009年10月日本でもグラクソ・スミス社の「サーバリックス(Cervarix)」が厚生労働省に正式承認されました。これにより、早ければ年内にもワクチン接種(自己負担/任意接種)が開始される見通しです。

ワクチン接種の対象者

ワクチン接種の対象者ワクチンはHPVの感染を防止するもので、子宮頸がんを治療するものではありません。
よって、ワクチンの接種はセクシャルデビュー(初交)前に接種すると最も効果が高いといわれています。アメリカでは11-12歳、イギリスでは12-13歳が対象とされており、セクシャルデビューが欧米より2〜3年遅いといわれる日本では15歳程度で接種を受けると効果が高いと考えられます。
セクシャルデビューを過ぎた20代・30代女性がワクチン接種を受けた場合でも、今後の感染を予防する効果はありますが、まずは検診で子宮頸部に異形成が認められないか?を定期的に確認することが大切です。
欧米では「もし、あなたが20歳以上なら検診を!そして娘さんにはワクチンを!」というキャッチコピーもあるほど、浸透してきています。

ワクチンの種類

日本では2種類のワクチンが日本国内での承認を申請中でしたが、2009年にそのうちの1種「サーバリックス (グラクソ・スミスクライン社)」が、厚生労働省に正式承認されました。これらのワクチンは、約7割のHPV感染を予防するといわれ、海内で2万人以上を対象に行われた臨床試験では5年間感染を防ぐことが確認されています。

ワクチン接種スケジュールと費用

HPV感染予防ワクチンは6ヶ月の間に必ず3回の接種が必要です(接種時期はワクチンの種類によって異なります)。また、費用は各クリニックによって異なりますが、3〜5万円かかるとされています。

ワクチン接種スケジュール Cervarix(セルバリックス)

ワクチン接種スケジュール Gardasil(ガーダシル)

二次予防:がん化を防ぐ 定期検診について