子宮頸がんの予防

子宮頸がんは“予防できる”

子宮頸がんの多くは性行為の際、ヒト・パピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)の感染によって発症するケースが多いことがわかっています。
子宮頸がんは定期的な検診で予防することができ、さらにワクチンの開発により、原因ウイルスへの感染も防ぐことが可能になりました。このようにワクチンで予防することのできる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)と呼び、子宮頸がん以外にも水疱瘡・麻しん(はしか)・結核・日本脳炎などがVPDにあたります。
がんの中でこのように予防法が確立されているのは、現在のところ「子宮頸がん」のみです。

日本でもワクチン接種は受けられるの?

子宮頸がん予防ワクチンは既に海外で使用されていますが、日本ではまだ承認されていません
現在、英グラクソ・スミスクライン(GSK)がCervarix (セルバリックス)を、米メルク子会社の万有製薬がGardasil (ガーダシル)を日本国内での承認申請中です。2006年6月にアメリカで承認されたのをはじめ80カ国以上で承認されており、日本でも早ければ年内に承認される方向です。
日本では最新の薬やワクチンの導入が遅れるケースがあり、このような点では日本はまだ“発展途上国”といわれています。

一次予防:HPV感染を防ぐ ワクチン接種について

低い日本の検診受診率

子宮頸がんは発がんの過程が明確で、検診によりHPV感染から”がん化”する前の異形成(いけいせい)という状態を発見することが可能です。がん化する前の「前がん病変」期間が長いため、早期発見ができるのです。しかし、日本における検診受診率は諸外国と比べて低く、問題視されています。
がん検診の受診率は欧米では高いところで80%程度といわれていますが、日本ではわずか20%程度。妊娠した際に受ける検診を含めたとしても、若い方の検診率は依然低いのが現状です。

二次予防:がん化を防ぐ 定期検診について