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2010年6月14日

「子宮がん」の呼称廃止―日本産科婦人科学会が要望書を提出

日本産科婦人科学会は、子宮がんと子宮頸がんの総称として使用されている「子宮がん」について、2種類のがんの混同を避けるため、「子宮がん」の呼称廃止を求める要望書を厚生労働省に提出することを明らかにしました。
同学会では、厚生労働省の統計や医療機関の死亡診断書などで、今後は「子宮がん」を使用せず、正確な病名を使用することを求めています。

なぜ、「子宮がん」と呼んではいけないの?
同じ子宮がんでも、「子宮頸がん」と「子宮体がん」では、病気の原因・予防・治療法が異なるからです。

子宮がんの種類


子宮イメージ
「子宮がん」は、がんのできる部位によって「子宮体(部)がん」と「子宮頸がん」に分けられます。 子宮頸がんと子宮体がんでは、原因・症状・治療法が異なり、また発生しやすい年齢にも違いがあります。同じ子宮のがんですが、完全に別の病気だと考えてください。

しかし、これまでの統計では子宮頸がんと子宮体がんを合わせて「子宮がん」としているケースがありました。
また、企業や自治体で行っている一般的な健康診断では「子宮がん検診」となっている場合が多いのですが、正確には「子宮頸がん検診」です。検診内容をしっかりと把握して検査に臨むことが大切です。

これまで、厚生労働省の統計資料や医療機関の死亡報告書などでは、子宮頸がんと子宮体がんを区別せず、「子宮がん」と記載することがありました。そのため、2種類のがんの正確な発生数を把握しにくくなっています。